マッシュ
- どんなトラブルがあったのか知りたい人
- トラブルの対応方法が知りたい人
- トラブルを未然に防ぐ方法が知りたい人
今回はわたしが経験したトラブルについてまとめました。
相手のある話なので、具体的な話は書いていません。
何がいけなかったのか、起こった時の対応方法、未然に防ぐ方法を中心に書いています。
トラブルにあった際の参考になれば、嬉しいです!
それでは、ご覧下さい。
Contents
制作料金を払ってもらえない
はじめてのトラブルは制作料金を払ってもらえなかったことです。
これは何もできず、わたしが我慢することで終わりました。
何がいけなかったのか
1度取引をしていたので、安心しきっていた
このお客さまとは1度、取引をし無事に終了していたので、契約書も交わしてませんでした。
打ち合わせの内容が曖昧だった
打ち合わせはノートにとっていましたが、断片的であり、自信を持って制作料金を請求できるものではありませんでした。
駆け出しの時期で他に仕事をお願いしてくれる企業はないと思ってしまった
仕事の話を頂けるだけで、ありがたい時期でした。
揉めて仕事がやりにくくなるのも嫌だし(他のお仕事の話も頂いてる状態)、他にお仕事をお願いしてくれる企業はないと思ってしまいました。
この思考はよくなかったなと反省しています。
対応方法
契約書を交わしていなくても、事実を証明できるものがあれば、制作料金は請求できます。
例えば、メール、打ち合わせを記録したノートなど。
口頭でのやりとりだったり、請求できるのか不安な場合は無料で相談できる弁護士さんに相談するといいかと思います。
無料で相談できるクリエイター向け弁護士さん
参考 無料相談窓口Art and Law
未然に防ぐには
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- 議事録をつけ、相違点がないか確認
- 電話での打ち合わせは録音か、電話後にメールで打ち合わせ内容の確認する
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10回を超える修正
修正回数を決めずに進めてしまい、気づいたら、修正回数が10回を超えていました。
何がいけなかったのか
1度取引をしていたので、安心しきっていた
この案件も1度取引をしていたことで、修正回数を決めずに進めてしまいました。
決めていなかったので、わたしからも言うことができず、どんどん修正が積み重ねっていきました。
自分の確認不足や経験不足からも修正を増やしてしまった
修正回数が重なることで、注意力が下がってしまいました。
気持ちに余裕がなくなり、修正できてない箇所があったり、凡ミスを繰り返していました。
対応方法
はじめに修正回数を決めていなくても、後から修正回数を話しあってもいいのではないかと思いました。
クリエイター業界の修正回数は2〜3回が平均です。
この回数を超えた段階で話し合い、お互いに納得のいく取引ができるといいですよね。
未然に防ぐには
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- 修正回数を決める→何を持って修正1回なのかも決める
- 修正箇所を何度も確認する
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上司の一言で大幅なデザイン変更
1度、ほぼ作り直しになった案件がありました。
原因としては、相手方の社内で共有されておらず、上司の一言でデザイン変更になりました。
何がいけなかったのか
担当者とのメールのやりとりで「CC」で上司の方にも送っていたので、大丈夫だと思っていた。
対応方法
メールやデザインのやりとりをまとめ、指示の通りに制作できていたかを再度、確認。
その上で話し合い、追加料金を頂くなど方向性を決める。
※大幅変更の際に追加料金を頂くことは事前に契約書で結ぶこと
未然に防ぐには
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- どの段階で上司または社内で確認するかを確認する
- 最終的に誰がOKを出すのか確認
- こちらからも「上司の方は確認済みですか?」と聞く
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許容範囲を超えるスケジュールの遅れ
わたしは相手方の事情で最大で5ヶ月ほどスケジュールが遅れたことがあります。
その間、大きな仕事を受けることができなかったので、収入面で大変な思いをしました。
何がいけなかったのか
スケジュールが遅れた時のことを決めていなかった。
対応方法
その時は先方に「これ以上、仕事が入れられない状況が続くと困るので、仕事を入れてもよろしいでしょうか」と確認。
同時に「その場合、状況によってはすぐに修正対応できないこともあります」と伝えました。
この時は大丈夫でしたが、スケジュールを開けておいて欲しいと言われた場合は、遅延料金を請求してもいいかもしれません。
実際に仕事仲間で遅延時に追加料金をとっている人もいます。
※スケジュール遅延時に追加料金を頂くことは事前に契約書で結ぶこと
未然に防ぐには
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- スケジュールが遅れた時のことを決めておく(仕事をストップするのか、遅延料金が発生するのか)
- 遅れることも見越したスケジュールを作る→わたしはグラフィック系は3週間、WEB系は1ヶ月間多めにみています
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わたしのトラブルにあった時の対応手順
最後にトラブルにあった時の対応手順をまとめました。
周りに相談する
まずはクリエイター仲間に2人、契約関係に詳しい人1人に相談に相談します。
その時にどうゆう風に伝えればいいかなど、具体的に聞きます。
弁護士に相談
あまりにも状況がよくない場合や自分の主張が正しいものなのかを確認したいときに相談します。
【相談する流れ】
❶ やりとりをまとめる
弁護士に相談するときはやりとりや状況を事細かにまとめます。
エクセルにメールのやりとり一覧と電話で言われたことをまとめました。
❷ 弁護士さんにメール
わたしは無料で相談できるクリエイター向け弁護士Art and Lawさんを利用しています。
❸ 弁護士さんから電話
ボランティアでやっているので返信に最大2週間かかるみたいですが、わたしは1日できました。
電話がくるまでは、仕切りが高いと思っていましたが、とても気さくに話を聞いてくださり、的確なアドバスをくれました。
❹ 先方に連絡
弁護士さんに言われた通りにメールをします。※電話よりも記録に残るメールがおすすめ
メールは必要なことだけを送ります。
その際に酷い言葉を言われるかもしれません。
そのようなことを言われても冷静に余計なことは言わないように対応してください。
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自分で先方に伝えるのが苦手な方はお金はかかってしまいますが、弁護士さんが代行でメールや電話をしてくれるようです。
❺ 話し合い
そのあとは話し合いになります。
双方の折り合いのいいところで解決ができれば、いいのかなと思います。
まとめ
いかがでしたか?
これらはよく聞く話で、わたしの周りでも経験した方は多いです。
全てのことに共通して言えるのは、契約書をしっかりと交わすこと。
契約書でなくてもメールなどで文面に残しておく。
今では契約書を交わすようにしていますが、制作時の安心感が全然違います。
また、自分自身に問題はなかったか、トラブルを防げる方法はなかったのかを考えることも大切だと思いました。
振り返ると、自分に自信がなく、不安に思いながらも言えなかった。
言えていれば、違った結果だったかもしれないと思います。
それでは、まとめです。
- わたしの経験したトラブルは、デザイン料を払ってもらえなかった、10回を超える修正、上司の一言で大幅なデザイン変更、許容範囲を超えるスケジュールの遅れ
- トラブルにあったときは仲間や弁護士に相談する
- トラブルを未然に防ぐためにも、契約書をしっかりと交わす