こんにちは!
フリーランスWebデザイナーのマッシュ(mush__design)です。
フリーランスが支払う税金や保険っていくつあるのかな?
結論からいうとフリーランスが支払う税金や保険は6個あるよ!
- 所得税
- 住民税
- 個人事業税
- 消費税
- 国民健康保険
- 国民年金保険
思ってたよりあるんだね!くわしく教えて!
このような人のために次のことをまとめました。
- 所得金額いくらから必要か
- 税金保険の金額
- 計算方法
数字が多く頭が痛くなるような内容ですが、できるだけわかりやすくまとめたのでご覧ください。
①所得税
所得税は「年間の稼いだ金額に応じてかかる税金」です。1年間の所得合計が「38万以上」から必要になります。
まず、課税される所得金額の計算方法はこちら。
課税される所得金額の計算方法
収入 − 必要経費 − 各種控除=課税される所得金額
ちょっと、イメージわかない。
だよね。わたしも!わかりやすいように例をもとに考えてみよ!
- 収入:500万
- 経費:100万
- 基礎控除:38万
- 青色申告特別控除:65万
- その他控除7万
※その他控除には配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、、生命保険料控除、地震保険料控除などがあり、人によって違います。
500万(収入)ー100万(経費)ー38万(基礎控除)ー65万(青色申告特別控除)ー7万(その他控除)=290万
課税される所得金額は「290万円」。
この金額はこの後も使うから覚えておいてね!
所得税の計算方法
次に所得税の計算方法です。
課税される所得金額×税率ー控除額=所得税額
また、税率は課税される所得金額によって変わることも覚えていてください。
こちらが一覧です。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
【参考サイト】No.2260 所得税の税率|国税庁
実際に、課税される所得金額が「290万円」だったとして、計算してみます。
表では赤字のところを見てくださいね!
2,900,000円(課税される所得金額)×0.1(税率)ー97,500円(控除額)=192,500円
所得税は「192,500円」となります。
2037年までは、復興特別所得税がかかる
さらに、2037年までは「2.1%の復興特別所得税」がかかります。
こちらは国税庁ホームページに掲載してあるものです。
【参考サイト】復興特別所得税関係(源泉徴収関係)|国税庁
ようするに、所得税率が10%の場合→10.21%になります。
上記の計算をやり直してみます。
2,900,000円(課税される所得金額)×0.1021(税率)ー97,500円(控除額)=198,590円
改めまして、所得税は「198,590円」。
課税される所得税が「290万の場合、所得税は約20万円」とゆうことですね!
なんとなくわかったよ〜!でも、この計算苦手・・・!
計算がめんどくさい方にオススメ!自動計算サイト
表や計算方法を紹介しましたが、計算がめんどくさい方にオススメなのが所得税計算ツール。
こちらのサイトが分かりやすかったです。
【所得税計算フォーム】https://calculator.jp/money/incometax/
※課税される所得金額を入力の点と復興支援増税については対応してないので注意してください。
②住民税
住民税とは「自分の住む自治体に収める税金」です。所得合計「33万以上」から必要になります。
課税は一律 10%
平成19年から住民税は「一律10%」に統一されています。自治体の法令によっては増税や減税をすることもできます。
300万所得→30万の住民税がかかる
③個人事業税
個人事業税とは「事務所のある都道府県に収める税金」です。
フリーランスも、ある程度稼ぎが増えてくれば、所得税や住民税以外に個人事業税というものが課せられます。
個人事業税は、会社組織で言う法人税みたいなもので、所得金額が「290万円」から必要になります。
個人事業税の計算方法
個人事業税の計算方法はこちら。
所得金額-(290万円×【業種ごとの税率】)=個人事業税
ちなみにデザイナー業は「5%」です。
例えば、500万の所得金額として
5,000,000円(所得金額)-(2,900,000円×0.05【業種ごとの税率】)=105,000円
個人事業税は「10万5千円」とゆうことになります。
④消費税
消費税は「物やサービスを消費したときにかかる税金」です。
消費税は、下記の場合に発生します。
- 2年前の課税売上高が1,000万円を超えたとき
- 1年前の1月1日から6月末までの課税売上高または給料支払い額が1,000万円を超えたとき
例外はありますが、フリーランスになってから2年は1,000万円を超えても、納税の義務はないとゆうことですね。
これは国税庁の法律で前々年の課税売上高と決められているからです。
【参考サイト】売上高が1,000万円を超える場合(消費税について)|国税庁
消費税の計算方法
消費税の計算方法はこちら。
お客さまから頂いた消費税ー自分が払った消費税=納付する消費税
消費税の計算は消費税がかかるものと、かからないものがあり、複雑です。
専門家の方に相談することをオススメします。
⑤国民健康保険
国民健康保険とは「生活を守るための保険制度のこと」です。すべての人が加入する必要があります。
国民健康保険には「地域の健康保険」と美術・建設・医師など業種ごとに集まって作る「国民健康保険組合」があります。
①地域の健康保険
地域の健康保険は各市町村で手続きをします。保険料は市町村や前年度の所得によって変わります。
②国民健康保険組合
職種によって国民健康保険組合に加入することができます。
例えば、フリーランスWebデザイナーは「文芸美術国民健康保険組合」という組合に加入することができます。
大きな特徴としては所得金額に関係なく、保険料が一定であること。現在の保険料は25,700円(2024年時点)です。
所得金額によっては国民健康保険組合の方がオトクな場合があるので調べてみてください。
⑥国民年金保険
国民年金保険は「老後・障害・死亡のリスクに備えた制度」です。20〜60歳のすべての人が加入する必要があります。
保険料は月額16,980円(2024年現在)です。
まとめ
いかがでしたか?
調べてみてがんばって働いても日本は税金でかなり持っていかれるな〜と思いました。
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